ロッテ本前郁也投手(25)は16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、630万円増の年俸1300万円(金額はいずれも推定)でサインした。

プロ3年目の今季は12試合に登板し、3勝2敗、防御率4・66だった。「自分の思っていた金額よりも上がっていて、そのくらい評価されてるんだとうれしく思いながらはんこを押しました」と話した。

先発左腕として着実にマウンド経験を重ねている一方、14本の被本塁打は今後への改善ポイントになる。「自分の長所である真っすぐを最後まで粘って使うことができなくて、結果、変化球で逃げてホームラン打たれるっていう…。ゲームメークの部分であまりだったのかなと思っていました」と反省を口にした。

今オフもソフトバンク和田の自主トレに同行する予定。「ゲームメークする上で、どういう気持ちで上がったりとか、イニングの間をどうしてるかとかを聞いていきたいです」。荻野らもとり入れている動きをイニング中にこなし、フォームを安定させてきた今季。クオリティースタート(6投球回以上、自責点3以内)を安定して達成すべく、イニング間にも意識を深めていく。【金子真仁】