中日高橋宏斗投手(20)がDeNA今永に学んでカットボールを進化させる。

4日、地元CBCテレビの中日情報番組「サンデードラゴンズ」に生出演。番組で掲げた「優勝」に貢献するべく、直球、スプリットに次ぐ、第3の変化球を磨いて、先発ローテをけん引することを誓った。

参加した11月の侍ジャパン強化試合の収穫のひとつが、DeNAの今永とも親交を深めたこと。今季ノーヒットノーランを達成するなど11勝をマークしたエース左腕とキャッチボールした際、リクエストして宝刀のカットボールを投げてもらった。「体の使い方、曲げに行くタイミングだったり、体で持っていくイメージが、かなり意識的。球へのアプローチに独特のものがあった」とヒントを授かった。

高卒2年目の今季は、最速158キロの真っすぐと落差のあるスプリットを駆使して6勝を挙げ、一気に頭角を現した。他の持ち球は、カットボールとカーブがあるが「球種を増やそうと思っていない」ときっぱり。「スプリットも今季でいい形になっている。今あるカットボール、カーブをいいものにしていく」。カーブの極意はチームメートの使い手、小笠原から学んでいく。

来季は大野雄、柳、小笠原と先発4本柱を期待される。「一から作り直すのは12月からやっていく」と近日中に本格的な投球練習を再開予定。今永エキスを吸収した第3の宝刀を磨き、進化を期す。【伊東大介】

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