阪神糸井嘉男スペシャルアンバサダー(SA、41)が今季の推しメンに遊撃取りに挑む小幡竜平内野手(22)を挙げた。

21日、自身初の著書「超人ソリューション」~筋肉と向き合う哲学~(日本文芸社、税込み1870円)の発売記念トークショー&サイン本お渡し会を西宮市内で開催。抽選で集まった150人を前に注目選手を問われ「小幡ですね。輝って言うと思ったでしょ?」とにやり。「岡田監督も推しています。ショートは過酷だけど、新しい力が出てきたらチームが活性化して強くなる」。特別推しの佐藤輝に匹敵する起爆剤と期待を込めた。

特に評価しているのが「肩の強さと守備範囲の広さ」だ。昨季の2軍再調整中にポテンシャルの高さを目の当たりにし、激励の言葉もかけ続けたという。「大型(184センチ)だし、華のあるスーパーショートストッパーになる素質がある。メジャーリーガーのような」。超人が“超人の原石”とホレる入れ込みようだ。

著書には「心も豊かになる筋トレの法則」を記し、体力アップに加えて「脳も活性化されるし、良いことずくめ」と実体験を交えて推奨。現役は引退したが、今オフも例年通り、体を鍛えていることを明かした。年末にはTBSのスポーツバラエティー番組「SASUKE」に初挑戦。惜しくも第1ステージ敗退となったが「またやりますよ。第1ステージはクリアしたいですね」と意欲を見せた。

前日20日にSAに就任したばかり。「サービスエリアとか言う人もいますね」と笑わせた。「阪神がアレするために」の問いには「SAがカギを握ってるんじゃないですか」と軽妙なトーク連発で沸かせ続けた。

略称が同じ「SA」の藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(SA、42)とも連携し、2月の沖縄キャンプを訪問予定。チームやナインに助言を送り、「アレ」をアシストする。「野球に携われるようにしていただき、球団に感謝しています。球児さんといろいろ話していきたい」。超人はセカンドキャリアも充実の日々だ。【松井清員】

【関連記事】阪神ニュース一覧