1度ハンカチとちゃんと向き合いたい-
ハンカチなどの製造卸売業として創業100周年を迎えた川辺株式会社が1日、元日本ハムの斎藤佑樹氏(34)とパートナーシップ契約を行ったと発表した。
斎藤氏は早実(東京)時代の06年夏の甲子園で日本一に輝き、マウンド上で青いハンカチで汗をふく姿が「ハンカチ王子」として大フィーバーとなった。
創業100周年の老舗企業と「ハンカチ王子」とのパートナーシップについて、同社は以下のメッセージを発表した。(原文のまま)
一度、ハンカチとちゃんと向き合いたい。
斎藤さんに、そう言われました。
私たち川辺株式会社は、
主にハンカチの製造と販売を手がける会社です。
本日、創業百周年を迎えました。
新たに販売するメッセージハンカチをはじめ、
百周年をひとつのスタートにして
川辺はさまざまな試みを進めます。
斎藤佑樹さんにも、
何かご一緒できないかとオファーを出しました。
「ハンカチの会社さんとお仕事をするのは、
僕にとってそれなりの覚悟が必要です。
やるならしっかりやらせていただきたい。
一度、ハンカチとちゃんと向き合いたいと思っています」
具体的なプランがないまま、
ハンカチの会社だから、ハンカチ王子に。
と安直な考えでオファーをしたことが否めない私たちに、
斎藤さんはそうお返事をくださいました。
今後の詳細はおってお知らせしますが、
まっすぐで前向きさに満ちた斎藤さんのエネルギーもお借りして。
次の百年へ、決意を持って、
川辺は新しい一歩を踏み出します。
創業以来磨いてきたハンカチづくりへの
こだわりを受け継ぎながら、ハンカチでできることを、
ハンカチの会社にできることを
もっと広げていきたいと思うのです。
二〇二三年二月一日 川辺株式会社
◆斎藤佑樹(さいとう・ゆうき)1988年6月6日生まれ。群馬県出身。06年、早実3年時に夏の甲子園に出場し、決勝再試合で田中将大(現楽天)を擁した駒大苫小牧を下して優勝。この大会でハンカチで汗を拭う姿に注目が集まり、「ハンカチ王子」の愛称がつき、同年の新語・流行語大賞のトップ10にもノミネートされる。早大に進学し、全日本大学野球選手権で優勝に貢献しMVPを獲得。日米大学野球選手権大会日本代表にも選ばれる。世界大学野球選手権大会と日米大学野球選手権大会に大学日本代表として4年連続選出されたのは史上初。
10年ドラフト1位で日本ハム入りし、21年10月の引退まで投手として活躍。21年12月10日からは株式会社斎藤佑樹の代表取締役となり「野球の未来づくり」に関する活動を行っている。