社会人野球のSUBARUが17日、群馬・太田市内のグラウンドで全体練習を行った。入団予定の大阪桐蔭・海老根優大外野手(18)が参加。チームに合流して約3週間が経過し「恵まれたレベルの高い環境で野球ができるのが楽しい」と笑顔を見せた。

父は現役の競輪選手、母は元陸上選手で自身も50メートル6秒と高い身体能力の持ち主だ。昨秋ドラフトで指名漏れし、高卒で社会人チームへの入団を決断。「プロに行くために、今自分に足りていないバッティングを専門的に学びたいとおもった」と説明した。昨夏の甲子園・準々決勝の下関国際戦では、1点ビハインドの9回裏、1死で打席へ。「力が入りすぎてしまった」と左飛に倒れた。後続の打者も打ち取られ甲子園春夏連覇はかなわなかった。「集中力とか、もっと極めなければいけないものがあると思った」。だからこそ、レベルの高い社会人野球の舞台を新たなステージに決めた。

1月下旬のチーム合流まで後輩たちと同じメニューをこなし、備えてきた。「まずは体作りから始めて、少しでも早くチームに貢献したい」。新たな地で、強い決意を持ってスタートを切った。