日本生命硬式野球部OBで、特別コーチを務める福留孝介氏(45)が26日、大阪府貝塚市の日本生命硬式野球部グラウンドで行われた野球教室に参加。貝塚市内の小中学生約60人に身ぶり手ぶりで指導を行い、指導した子どもたちの将来の侍ジャパン入りを望んだ。

福留氏は日本生命特別コーチとして初めて野球教室の指導にあたった。

「今は子どもたちの野球離れがある中で、子どもたちが楽しそうに野球をやっているのが、まず一番いいこと。僕自身もプロの選手から、野球をやりたいという夢をもらってここまで来た。少しでも夢を与えるお手伝いができればと思っているし、今日はそれができたので、僕自身はすごく楽しくできた」

時折、笑顔も見せながら子どもと接した。

06、09年には日本代表としてWBCで世界一を経験。「この中から日本代表が生まれるといい。今日やった子どもたちが大きくなって、あのときにという、僕が語ったようなことを子どもたちが語ってくれるようになっていくのが、すごくいいことだと思うし、日本代表になっていければいいなと思います」と、この日指導した中から将来の侍ジャパン入りすることを願った。

ともに指導した梶田茂生監督(54)も「普段以上に子どもたちの目が輝いていたのは印象的でした」と効果を実感。福留氏も「プロに教えてもらうチャンスはめったにない。すごく良い機会」と満足した表情だった。

子どもたちは元プロ野球選手との時間を楽しんだ。