東都大学野球2部の春季リーグ戦が開幕し、昨秋リーグ優勝した専大は初戦を黒星スタートした。

プロ注目の専大・西舘昂汰投手(4年=筑陽学園)は先発し、9回1/3を投げ、7安打8奪三振5失点7四球だった。「ランナーを背負ったが強い気持ちで向かっていくことが出来た」と振り返った。

初回から140キロ前後の直球を投げ込んだが5回までに5四球、暴投1で3失点。「外に投げたボールが内側に入ったり、まっすぐが真ん中に入ると打たれてしまって失投が多かった」と話した。

9回まで3-3の同点で、10回から無死一、二塁からプレーが始まるタイブレークへ。専大は1点を追加し拓大の攻撃。1死二、三塁で二ゴロを二塁手が送球の失策で2人がかえり、サヨナラ負けを喫した。

斎藤正直監督(63)は「西舘に全部託した。バタバタ感はあったけど長いシーズンなので今日の勝ち負けよりもリーグ戦で成長することが大事。全く変えるつもりはなかった」と継投について明かした。