慶大は、今春初戦で大敗を喫した。打線が3安打に抑えられ、チャンスで1本がでなかった。5投手で継投も、法大の勢いを止められなかった。堀井哲也監督(61)は「3回チャンスをつくって、そこで追い上げることができず残念。1、2点を返せれば後半勝負に持っていけた。(法大・尾崎が)いい投手なので難しいが、残念です」と話した。

先発の外丸東真投手(2年=前橋育英)は、球場表示で149キロをマークするなど順調な立ち上がりだった。しかし、味方の失策もあり初回2死一、二塁と走者がたまってから先制3ランを浴びた。3回にも2失策がからんで3失点。3回を被安打3の3奪三振、6失点(自責0)で降板した。

打線は、法大のプロ注目左腕、尾崎完太投手(4年=滋賀学園)を打ち崩せなかった。3打数無安打に終わった主将の広瀬隆太内野手(4年=慶応)は「大差で負けてしまって、守備から反省するべきところがたくさんある。もう少し、いい試合ができたんじゃないかと思う」と悔しさをにじませた。