立大は早大の打線を止められず大敗を喫し、2連敗で勝ち点を落とした。開幕から5戦で1分け4敗と、白星がまだない。溝口智成監督(55)は「この2カードは投手ですね。相手の打線を抑えきれなかった」と話した。

21歳の誕生日に今春2試合目の先発となった沖政宗投手(3年=磐城)は、6回を被安打6の4失点。2番手には、22日に先発した今秋ドラフト候補の池田陽佑投手(4年=智弁和歌山)が登板したが流れを変えられず。2回1/3を4失点だった。溝口監督は「池田には、勝負どころでいくと伝えていた。今日勝たないと優勝が遠のくので、どんな継投でも今日は勝つつもりでした」と明かした。

打線も意地を見せた。1-2で迎えた5回2死満塁で、戸丸秦吾捕手(3年=高崎健康福祉大高崎)が適時打。2点を追加し、勝ち越した。しかしその後は、早大の小刻みな継投から追加点を奪えなかった。西川晋太郎主将(4年=智弁和歌山)は「守備も打撃も課題がある。選手でしっかり話し合いたい。今年のチームは、しっかり守って点数を与えないで自分たちのペースで試合を進めるので、守備から見直していきたい」と前を向いた。