法大は、勝ち点2同士の明大と迎えた天王山で終盤に勝ち越しを許し、接戦を落とした。

3-3で迎えた8回1死二塁、高原侑希内野手(4年=福井工大福井)が初球の138キロをとらえて右中間を破る適時三塁打とし、1点を勝ち越した。「初球から振っていくと決めていた。思いきり振りに行きました。うまく風に乗った。なんとか、間に落ちてくれと思った」と話した。

1点リードしたがその裏に決勝2ランを浴び、先勝を許した。加藤重雄監督(66)は「(8回に)もう1点取れていれば。(その裏に)あそこでホームランを打つのは、敵ながら明大さんがさすが」と話した。

勝ち点2同士の対戦で、勝ち点を挙げれば優勝に大きく近づく今カード。試合前に、加藤監督は「1つの天王山ではないかと思う。明大から勝ち点を取れば、目標に1歩近づく。いつも通り、気負わずに戦おう」と選手たちに伝えた。明大の強力な投手陣から、打線は11安打を放った。高原は「バットが振れている選手が多いので、それを自信に変えて戦いたい。まずは明日勝って、勝ち点を取りたい」と力強く話した。