法大は、明大のエース村田賢一投手(4年=春日部共栄)を打ち崩せず、完封負け。2連敗で勝ち点を落とした。篠木健太郎投手(3年=木更津総合)は8回を被安打4の1失点と好投したが、勝利にはつながらなかった。

加藤重雄監督(66)は「前半、全く打てなかった。流れをつかめなかった。大一番と思って(試合に)入ったが、村田くんを打ちあぐねた。篠木を見殺しにしてしまった」と悔やんだ。

篠木は立ち上がり、制球に苦しみ1点を先制された。2四球に暴投もあったが、1点でしのいだ。その後はこの日最速154キロの直球を軸にキレのあるボールで明大打線を抑えた。「初回の入りが、この試合のすべてだった。0点でいけなかったことで、苦しい展開につながってしまった」と反省していた。