立正大が専大に競り勝った。

初回に先制するが、5回に専大・松永知大外野手(2年=創成館)に浴びた2ラン本塁打などで逆転を許す。2点ビハインドで迎えた8回、熊谷大生内野手(2年=松商学園)のソロ本塁打と2死二塁から伊原文太外野手(2年=広陵)の右中間適時打で追いついた。

4-4の同点で10回は無死一、二塁から始まる延長タイブレーク。7回途中から2番手でマウンドに上がっていた梅田健太郎投手(3年=横浜隼人)が続投。「今年の立正のバッターだったら取り返してくれると、思い切って強い球を投げられた」と三振、三飛、左邪飛の3者凡退で0点に抑え、その裏、2死満塁から押し出し四球でのサヨナラ勝ちにつなげた。勝利投手となった右腕は「緊張よりは楽しかった。1点取れられてしまったことが課題」と振り返った。

金剛弘樹監督(44)は「序盤1点取ってからなかなか追加点が入らないうちに点を取られてしまったので、苦しいと思っていた。熊谷がいいところで取ってくれて単発で終わらずにもう1点とれたことが一番」と話した。

敗れた専大は6敗となり、優勝の可能性がなくなった。