完全優勝を決めた明大の2番打者、飯森太慈外野手(3年=佼成学園)が打率4割2分6厘でトップに立った。

レギュラーに定着した昨秋は54打数で5三振だったが、今春は56打数で15三振と約3倍になった。俊足も持ち味で「足をいかそうと思いすぎていた。三振をしてもいいと思って、強く振るようにした」ことが、打率につながっているという。

第1試合の結果を受けて、試合前に打率4割5厘で首位になっており、「正直、意識してしまいました」と明かした。

第1打席は投ゴロ、第2打席は一ゴロで打率を落とした。

第3打席は4回2死一、二塁で左中間を破る適時三塁打。ベンチに戻ると、昨春首位打者を獲得した宗山塁内野手(3年=広陵)から「逃げたやつは負けるぞ。攻めたやつが勝つ」と声をかけられ、ハッとした。そこからバットを振る意識を強く持ち、第4、5打席と中前打。5打数3安打2打点とマルチ安打をマークした。

最終週の早慶戦の結果次第で「早慶戦は(首位打者獲得を)願って見ます。1番練習してきた自信があるので、それが出たと思う」と話した。