来春創部の新潟医療福祉大女子硬式野球部の監督に就任する後藤桂太氏(56)の会見が22日、同大で行われた。
大学の女子硬式野球部は新潟県では初。後藤氏は「どこにもないような、楽しく野球をやっていく部にしたい」と抱負を話した。4月から、同大系列で昨年の全国高校女子硬式野球選手権準優勝の開志学園の監督を務めている。練習試合で県外に行った際、関係者に創部のあいさつをするなど準備中だ。同校の監督は今季で退任するが、「今後も連係していく」と大学との練習試合などのプランを描き、関係を保っていく。
89年の新発田農のコーチを皮切りに津川(現阿賀苓明)、五泉、新潟の監督など今年3月まで県立高校の野球部の指導に30年以上関わってきた。五泉、新潟では全国高校野球選手権新潟大会で計4度ベスト4入りした。04年から新潟商で女子バレーボール部の監督を務め、06年1月の春高バレー県予選で準優勝。専門外でもチームを上位に導いた。選手のモチベーションを高め、長所を引き出す指導は競技を超えて高く評価されていた。
そこに目をつけた新潟医療福祉大男子硬式野球部の佐藤和也総監督(66)が、昨年5月に声をかけた。後藤氏は「女子の指導は想像をはるかに超えていた」。同時に、佐藤総監督が自身と同じ56歳の時に新潟明訓の監督から新潟医療福祉大の監督に転身したことを思い、「新しいことに挑戦しようと覚悟を決めた」と、即決した。
スタートは選手十数人を見込んでいる。佐藤総監督は「4年後には全国屈指の強豪に育てたい」と話した。後藤氏も「日本一を目指す」。土台にあるのは野球人口の拡大。少年野球をはじめ、各世代の選手減少は現場で肌で感じてきた。後藤氏は「野球人口増加のためにも、女子野球を広げたい」と話した。
◆後藤桂太(ごとう・けいた)1966年12月11日生まれ、新潟市出身。新津高では捕手で84年のセンバツに出場。日体大を卒業後、89年から93年に新発田農のコーチで高校野球の指導に携わり始める。94年に津川高、06年から14年まで五泉高、14年から22年は新潟高の監督。五泉高では12年秋、新潟高では21年春に北信越大会出場。22年から見附高の監督で23年3月に退職。4月から新潟医療福祉大健康スポーツ学科教員。



