阪神が楽天に敗れ連勝は2でストップ。交流戦は3勝3敗1分けで、交流戦の勝率は5割となった。

阪神は1回2死三塁から4番大山悠輔内野手(28)の中前安打で先制したが、先発の村上頌樹投手(24)が2回2死満塁から9番太田光捕手(26)に逆転2点左前適時打を浴びた。村上は8回を4失点でひとりで投げきった。試合後の岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。

-先発村上の状態は悪くないようにみえたが

「悪うないよ、別に。なんでよ。完投させてんのに、なにも悪うないやんか。そんなん」

-昨日は5時間7分の長い試合だっただけに村上は価値がある投球だった

「いや、昨日は関係ないやんか。村上はあれぐらいは投げれる、ということやろ。そんなんのお前。(4日に投げた)才木でも一緒やんか。(DH制で)打順回ってけえへんのやから、そんなん。別にお前、勝ってたら、そらブルペン投げさせているよ」

-いい形で1回に先制点が入った

「いやいや、もう。だから、今日なんかも、ちょうどええなあ、そら、ちゃんとストライクを打つ人間ともうボールを打ってる人間と。もう俺も辛抱できひんからな。はっきりいうてな。まあ、最後でもそうやんか。ちょうど、明日、明後日また松井裕投げるかもわからんけど、な。ちゃんとストライク打ってるのは前へ飛ぶんやから。そういうことやろ。それが分からんかったら、ちょっとしんどいわな」

-初回のノイジーも全部ボール球

「(ふふふと笑い)立っといたら全部フォアボールやんか。そんなんお前、何十回目よ。おん」

-コンディション的にも

「そんなん関係ないよ。そんなん関係ないやんか。そんなんコンディション良かったらみんな勝てるんか? そんなん関係あらへん。周りがそう思てるだけで、お前、試合はお前、勝つと思てやってるわけやから、そんなもん」

-7回には前川に初ヒットが出た。

「まあ、出そうやったからのお。1打席目もなあ、おーん」

-よく振れているか。

「いや、だから、振れてるとか、振れてないんじゃなしに、やっぱり最初(2試合目の5月31日西武戦)なあ、低めのボールを振って、あないして三振3つもして、それがだんだん低めを振らんようになる、ストライクゾーンをちゃんとしっかりスイングできたらやっぱりいい結果出るやんか。そういうことやんか。それをね、同じことの繰り返しをやってるから、ずっーと打てへんいうことやんか。はっきり見とったら分かるやんか」

-前川は打席を重ねていく中でしっかりと成長

「いやいや、そら成長してんちゃう。だから。うん」

-やるべきことをやっての1本が出た

「いや、そら、もう徐々に1軍のピッチャーに慣れてな。で、やっぱり2軍よりも低めの変化球がすごいのを、そら直に感じてな、それを最初振ってたけど、それがだんだん振らんようになったら、ピッチャーもストライクゾーンに投げてこなあかんわけやんか。それで、ね、その球を仕留められるようになったら、そら、な、段々成長している過程と思うよ」

-1軍に上がってきた時よりもリラックスしているようにも見える

「いやいや、そうでもないで。そんなん、ヒット1本打ちたいいう気持ちはずっと一緒と思うよ。でも、リラックスいうのはバッターボックスで、ボールをな、ボール球を見送れる余裕ができたいうことやろな。そういうふうに見えるいうことはな。そら、な、1ボール2ストライクになるのと2ボール1ストライクになってピッチャーのボールも違うし、次の投げてくるな、4球目が違う訳やんか。やっぱりストライクゾーンになげなアカンってなってくると、やっぱり自分のスイングできて、なあ、いい結果出るいうことやん。そんなん」

-自分でカウントをうまくつくって

「そうそうそう。そんなん、ミーティングでもうみんなに何回も言うてるんやけどな。それはできるもんと、でけへんものの違いやわな。それはもう数字にきっちり表れてるやんか。数字っていうか確率がな。確率言うのは打率やんか。率な訳やからさ。打点とかホームランとか減れへんけど。そういうことやんな」

-今後打順をいじったりする可能性は

「そんなこと言われへんよ。今の段階では言われへんけど」

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