中日細川成也外野手(24)が「4番右翼」で先発し、DeNAから移籍後初、球団の第112代の4番を務めた。

注目の第1打席でさっそく2点先制の適時二塁打をマークした。1回1死二、三塁。カウント2-2から西武先発宮川の変化球を強振し、打球は左中間フェンスを直撃した。「初回にチャンスだったので、なんとかランナーをかえしたい気持ちでいました。まずは先制できて良かったです」。DeNA時代を含めて4番に入るのは4試合目で、打点を挙げたのは初めてだった。

前日7日まで4番だった石川昂が下半身のコンデション不良もあって、ベンチスタートになっていた。

細川は、試合前に5月度の「大樹生命月間MVP」の受賞が発表されたばかり。昨オフ、初めて実施された現役ドラフトでDeNAから加入し、5月は25試合に出場して打率3割6分、5本塁打、17打点を残し、初めて月間MVPに選ばれた。「大変、光栄なこと。自分自身、こんな賞を取れると思っていなかった。今後も結果を出して、(首脳陣の)信頼を勝ち取れるように頑張っていきたい」と意気込んで臨んだ一戦だった。

DeNA時代は3試合で4番を務め、今回は20年11月14日巨人戦以来となる。4番では通算12打数2安打0打点だった。

 

【中日スタメン】

(1)(左)大島

(2)(指)鵜飼

(3)(中)岡林

(4)(右)細川

(5)(三)高橋周

(6)(一)ビシエド

(7)(二)村松

(8)(捕)木下

(9)(遊)龍空

(投)柳