阪神が新庄監督率いる日本ハムに敗戦し、今季5度目のゼロ封負けで2連敗を喫した。2位DeNAとのゲーム差が4・5と5ゲーム差を切るのは、4ゲーム差だった5月25日以来となった。

プロ初先発のドラフト6位富田蓮投手と3回5安打3失点(自責2)と要所で抑えることができなかった。2回2死二、三塁で伏見にカーブを捉えられて、左前適時打で2点を献上した。3回もマルティネスに右翼線二塁打を打たれて3失点。3回で球数80球と精彩を欠いた。

打線は「3番右翼」でスタメン入りした前川右京外野手(20)がチームでのエスコン初ヒット放つも、日本ハム先発鈴木に対して打線が沈黙。好調だった1番近本、2番中野も無安打と苦しんだ。

この日は「古巣対決」となった日本ハム江越大賀外野手(30)が初回の阪神のチャンスを好送球で阻止。4回には2番手西純矢投手(21)からソロを放つなど躍動し、元チームメートにやられた形となった。

チームは2連敗で貯金は16に減った。今季5度目のゼロ封負けと、前日8日楽天戦のサヨナラ負けの流れを断ち切れなかった。土曜日はここまで開幕から勝率10割。2位DeNAとのゲーム差も4・5へと縮められており、今季初の3連敗は避けたいところだ。