右脇腹の張りで登録抹消になっている西武中村剛也内野手(39)が10日、イースタン・リーグ楽天戦(カーミニークフィールド)で実戦復帰した。

4番DHでスタメン出場し、楽天の左腕塩見と3打席対戦。第1打席は追い込まれてから4球ファウルで粘ったものの変化球に空振り三振、第2打席は二飛、第3打席は初球を捉える大飛球になったが、フェンス手前で失速し左飛だった。

第1打席では自打球を左足に当てて、痛そうな表情をしたものの、ベンチの首脳陣からの「大丈夫か?」という呼びかけに「はい!」と大声で答える場面もあった。ファウルを含め3打席で12スイングするなど、積極的に仕掛けた。

1軍は得点力不足に悩んでいるだけに、ここまで8本塁打をしているベテランの復帰が待たれるところ。松井稼頭央監督(47)は1軍ヤクルト戦(ベルーナドーム)の試合後に「リカバリーを見て、今後どうするのか話していきたいと思います。順調に来たと思うので、あとは本人が(1軍ですぐ)行ける感覚なのか、もう少しかっていうところも含めて話したいと思います」と、今後について口にしていた。【金子真仁】

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