ロッテが今季初のサヨナラ勝利。吉井理人監督も就任後初の劇的勝利に「みんなで勝った」と笑顔を見せた。

接戦に決着をつけたのは藤岡裕大だ。9回1死二、三塁。「ここで決める」と中前へプロ初のサヨナラ打。「いつもは迎え入れる側でしたけど、今日はみんなに祝ってもらえて気持ちよかった」と、歓喜の水でぬらされた髪をかき上げた。

そんな藤岡の気持ちを奮い立たせたのは、今季初の3安打3打点と攻撃をけん引していた角中だった。不調が続いていたが、6日に本拠地へ帰ってきた際に「原点の“金森打法”でいこう」。ひらめいて立ち戻った打撃の師匠、金森栄治氏から教わったクルッと体を回転させる打撃で2回に1号ソロを放つなど、チーム全体へ刺激を与え続けた。

若手に負けじと中堅、ベテランが味を出し、気持ちもつないで得た大きな1勝でリーグ首位も堅持した。

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