巨人梶谷隆幸外野手が「欲」を抑えて、2年ぶりの3安打猛打賞の活躍で2打点をもたらした。

ビッグイニングとなった4回、大城卓の逆転3ランの勢いそのまま、2死二、三塁の場面で右前へ適時打。7回には中前打で出塁し、岡本和の2ランで生還し、8回には2死満塁の絶好機で右前へ適時打を運んだ。ヒーローインタビューでは「全集中で気張っていきました」と、梶谷コールのスタンドを沸かせた。

中押し、ダメ押しとバットで演出し、猛打賞は21年5月以来2年1カ月ぶり。梶谷は「欲をあんまりださないようにしています。欲を抑えて、カウントによっては思い切りよくいくこともありますけど、基本的にはセンター中心に」と、直近3試合では14打数6安打で、打率4割2分9厘と交流戦のタイミングで好調を維持。腰と左膝手術を経て、今季戦列復帰した中で「スタメンを勝ち取りたい」と、気を吐いた。