2軍調整中の西武今井達也投手(25)が先発したものの、5回で100球を要し6失点するなど、1軍昇格を強烈にアピールすることはできなかった。

初回、四球の後、楽天2番堀内に右中間への適時二塁打を浴びるなどで2失点すると、2死後には横尾にカーブを左翼へ豪快に運ばれた。2回にも1番西川に2ランを浴びた。

直球は糸を引くような球もあり、最速154キロをマーク。一方で甘く入ったところを痛打されるケースもあった。

今季は連勝スタートし、4月13日のロッテ戦(大宮)では8回1死までノーヒットノーランの権利を有する好投をするなど、春先は快調だった。しかし徐々に失点が増え、5月24日のロッテ戦(ZOZOマリン)では3回途中までで3被弾し8失点KOとなるなど、状態が落ちていた。

再調整での抹消から2週間以上たっての実戦マウンドだったものの、結果としては胸を張って「1発合格」とはならない内容に。1軍の松井稼頭央監督(47)は「投手コーチと話をしながら決めたいと思います」と話しているものの、まだ開幕直後の今井には戻っていないようだ。【金子真仁】

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