9月18日にプロ志望届を提出した関大の有馬諒捕手(4年=近江)は無安打ながら、四球から得点につないだ。
2打席凡退で迎えた5回は2死二塁から死球。8回は先頭で外角スライダーをグッとこらえて四球を選び、その後生還した。「ヒットは欲しかったけど、悪くはない成績かなと。半分出塁したので及第点かな」と振り返った。
プロ志望届提出後は初めての連戦。「プロをすごく意識するかよりも、まずはチームの勝利を第一に考えてやっている。結果がアピールにつながると思ってやっている」。首位争いを繰り広げる中、主将としても活躍が期待され、まずは目の前の戦いに集中することを強調した。
現状については「守備は良い面が出せていて、肩、ブロッキング、スローイングの技術も日本代表の経験を経て、いい感じになっているのは間違いない」と自信を深める。一方で打撃では、6月に右手首を骨折した影響が残る。「なかなか思ったスイングが出来ていないところもある。今、無理に練習して悪化してもというところがある」と苦悩も明かした。
対戦成績は1勝1敗となり、25日に3回戦に臨む。優勝を争う立命大との一戦は重要な意味を持つ。有馬は「明日は優勝へ向けた大一番になると思う。自分たちのやってきた野球をやれば勝てると思う。チーム一丸となって明日の1勝をもぎ取りたい」と力強く話した。【林亮佑】