阪神が日本一を達成した85年以来の日本シリーズ連勝発進を逃した。
西勇輝投手(32)が古巣相手に先発したが、4回途中で4失点KO。岡田彰布監督(65)は初回から審判の判定に猛抗議し、執念を見せたが、勝利には結びつかなかった。初戦と同じ8-0スコアをやり返され、対戦成績は1勝1敗。本拠地の甲子園に舞台を移す第3戦(31日)で再び白星を先行させる。
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まさかの「8-0」返しを食らった。第1戦と正反対のスコアに、岡田監督は思わず苦笑した。「1勝1敗でええと思ったけど、まあ、えらい極端な2試合になったけど。まあ別に勝ち負けだけよ」と苦笑いだ。
初回から猛抗議に出て勝利への執念を見せた。初回1死一塁でオリックス森の一塁線のゴロを一塁手大山が捕球し、一-遊-一の併殺に仕留めたに見えたが福家一塁塁審はファウルを宣告。市川球審がフェア判定していただけに、審判団がグラウンド上に集まり協議。その後、責任の嶋田審判が「協議した結果、ファウルとして再開いたします」と場内マイクで説明した。
指揮官はすぐさま三塁側ベンチを飛び出した。身ぶり手ぶりで1分超の抗議。審判の判定が食い違った場合、公認野球規則には「協議し、どの裁定をとるかを決定する」とあり、適用された。だが、指揮官は「ベースまでは主審の判断じゃないの? 審判の協議のルールなんて知らんよ。シリーズやから、何も言わんかったけど」と判定が覆らず、納得がいかなかった。
活発だった打線は沈黙。7番指名打者に第1戦の渡辺諒ではなくミエセスを入れたが、3打数無安打2三振と不発に終わった。それ以上に深刻なのが3番森下だ。初回1死一塁、ランエンドヒットで右飛。「エンドラン言うたら打者は転がすんとちゃうの。昨日、今日と初回でガクッとくるようなね。打ちたい打ちたいって、もうそれしかないからな」。2試合で9打数1安打、焦ってチーム打撃ができていない姿を嘆いた。
京セラドーム大阪はこの日も両チームの応援がほぼ半分に分かれていた。そんな敵地で1勝1敗は想定内。CSからのポストシーズンの連勝も4でストップしたが、31日からは本拠地で3連戦。「甲子園に帰ってからよ」。今季甲子園では36勝23敗3分けの勝率6割1分。指名打者制のない本来の姿で戦える。勝負はまだこれからだ。【石橋隆雄】



