4番が決めた!! 阪神が死闘の末に劇的サヨナラ勝利を飾り、2勝2敗で五分に戻した。3-3の同点の9回1死満塁から4番大山悠輔内野手(28)が左前打を放ち、貴重な1勝をもぎ取った。日本シリーズでのサヨナラ勝ちは03年ダイエー戦の第4戦の金本の本塁打以来、20年ぶり球団4度目だ。試合後の岡田彰布監督(65)の囲み取材での一問一答は以下の通り。
-湯浅の登板は球場のムードが変わると
「おーん、その通りやったな」
-いつからいけると
「いやいや、西純と2人でな、もう呼ぶのは決まってたし。昨日は西純でロングいきたかったけどな。でまあ、今日あれや。ブルワーと代えて。湯浅はね」
-状態も上がっていると
「いやいや、フェニックス(リーグ)でずっと抑えてたからな。状態とか、そんなん関係ないよ。ここまできたら」
-湯浅にかけた
「ちょうどね。ツーアウトで、左続いて、右やったからな。あそこな」
-9回は岩崎。仮に同点だったら、その後は加治屋と2人で
「そうなったら西純や」
-申告敬遠連発してきた
「いやいや、フォアボールはあると思ったけどな」
-大山に声かけは
「そんなのはしてないしてない。そんなのはみんなわかってるやん」
-しびれる展開。負けたら崖っぷちだった
「そうやなあ。エラーからの点やったからなあ。結局は。そらすんなりいけへんのはな。あそこ(7回)で入れ替えやなあかんようになったからな。ピッチャー使うのにな。12回まであるから最低3人は残さなあかんから」
-佐藤輝の交代は一番遠い打順だからか
「もうイニングまたぎになるからな、次ピッチャーからやかな。しゃあないよな。シーズンやったら普通にいけるけど、短期決戦やからな、やっぱりな」
-今日勝ったことで明日は甲子園最後
「そうやな、おーん。それは今日勝つんと負けるんとえらい違いやけど。まあな、これでまたな、五分だし、1つ余裕ができたからな、おーん。明日の大竹も良かったやろな。がけっぷちで投げるのと、ちょっとリラックスして投げられるやろ」
-才木の指は大丈夫か
「大丈夫、もう悪かってもええやん。もう投げへんやん、そんなんもう投げへんやん(笑い)。そういう問題じゃないよ、どんなんか知らんよ、だから。聞いてないよ(笑い)」
-四球が絡むとこういう結果になる
「まあ、中野を(申告敬遠)やった時には、もう森下も敬遠と思たけどな。まあ、1点勝負やからな結局はな。でも(ワゲスパックは)フォアボールのあるピッチャーやからな。それはちょっとどうかなと思たよ。逆にな。おーん。フォアボールあるのにな」
-佐藤輝は奮起を待たないと仕方がないか
「え、奮起待つて、もうあんまり試合ないで。そんなもん、もうあれへんやん。あと2つか2つしかないんやから。あっても3試合やで、あと」
-大山もこういう形で
「まあ、そらもう昨日も最後チャンスで、今日もチャンスで打てんかったからな。最後、あそこでもう打たんとあかんやろ。はっきり言って。1年間、4番はってたわけやからな、それは」
-采配合戦もあった
「采配てねえ、外れた時の大きさの方を考えたら、なかなか出せんよ。そんな簡単に、サードやからスクイズとかね、できないって、そんなの。短期決戦で余計に。それで一気に流れもいってしまうわけやからな。それほど、サインの1つゆうたら、怖いことやから。そんな簡単にね、一、三塁やからセーフティースクイズとかって、そらできへんて。口で言うのは簡単やけど、見てる方は簡単やけど、そんなん、できないって。1つのミスが流れ変えてしまうんやから。今日のゲーム見たら、わかるやんか。1つのミスで、こんだけゲーム変わるわけやからな。そういうことや。そんなん、簡単にサイン出されへんて」