日本野球機構(NPB)は4日、8日に行われる現役ドラフトの制度規定を発表した。

初めて行われた昨年から、1カ所だけ変更された。各球団は、他球団の指名対象となる選手を2人以上、リストアップしないといけないが、その際、年俸が5000万円以上1億円未満の選手をリストアップした球団は、5000万円未満の選手を追加し、3人以上の対象選手をリストアップしなければいけなくなった。

リストアップにあたっては、対象から除外される選手として8項目が定められており、年俸5000万円以上の選手は対象外。ただし、1人に限り、年俸5000万円以上1億円未満の選手を対象とすることができる。

昨年は5000万円以上1億円未満の選手を1人含めてリストアップしても、最低2人でよかった。新たな規定により、必ず各球団から2人は年俸5000万円未満の選手がリストアップされることになる。

新規定の狙いについて、NPBの保科法規室長は「1人でも多い方が趣旨にかなう」と説明した。現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度。年俸5000万円以下の選手が必ず2人は対象となることで、制度の趣旨を保つ狙いがある。

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