オリックス西川龍馬外野手(29)が待望の移籍1号で、逆転勝ちの貯金1を呼び込んだ。2点を勝ち越された直後の6回、1点差に迫る右越えソロ。
日本ハム加藤貴のボール気味の高めスライダーをかぶせる“悪球打ち”だった。「いい感じに上からぶったたけた。点を取られた後やったんで。まさかホームランとは思わなかった」。卓越した打撃センスで「天才」と呼ばれる技術を披露した。
初球は右翼ポール際にあと数十センチの大ファウル。「またかと思いましたけど」と18日の楽天戦(楽天モバイル)が脳裏に浮かんだ。3、5回と2打席連続で大ファウルののち、不運なエンタイトル二塁打で打点も幻に。だが今回は6球目を“打ち直し”に成功した。広島からFA加入し、110打席目の1発だった。
ここまで打率2割台前半に低迷。「ホームランは狙っても打てない。それよりヒットが出えへん方がむしゃくしゃする」といらだちを隠さない。「日替わりでいろいろ変えながら。今日に関しては練習から感覚的に良かった」。ドジャース大谷の調整で話題となったクリケットバットを使った早出練習も試みるなど、試行錯誤を続けている。
この1発から7回に追いつき、8回は若月の犠飛で勝ち越した。「みんなで1点1点取って勝てたんで、また乗っていけたら」と西川。中嶋監督も「苦しんでる部分がなくなったら結果が残ってくる選手」と大きな期待を寄せる。ここから本領発揮だ。【大池和幸】
オリックス平野佳(前回登板の3失点から立て直しNPB通算250セーブに王手)「簡単に気持ちを切り替えられないし、やるだけなんで。特に何も考えていない。次もしっかり準備してベストを尽くしたい」
オリックス若月(8回に決勝犠飛)「すしパワーです。自分に制限をかけず、どこに打とうとか思わずにいった結果。いいところに飛んでくれた。若い投手が投げていたし、何とか勝てて良かった」
オリックス小木田(7回を3者凡退で今季初勝利。)「(自身の)2試合目に点を取られたという思いがあるので、丁寧に丁寧にという思いは変わらず。この後も続けていきたい」



