こびりつく甲子園の苦い記憶を塗り替えた。巨人のドラフト1位、西舘勇陽投手(22)がプロ初勝利を挙げた。同点の9回に登板し、3者凡退。直後の延長10回に丸が勝ち越し犠飛を放ち、記念の1勝をつかんだ。開幕から勝ちパターンの中継ぎを担い、18試合目での記念星となった。チームは昨季3勝10敗と苦しんだ甲子園で、カード勝ち越しに成功。逆転勝ちの貯金2で交流戦に突入する。

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西舘は甘い物に目がない。中大4年の夏。夏雲に覆われた青空の下、秋季リーグ戦に向けた決起バーベキューがあった。香ばしい肉にはほとんど目もくれず…。西舘はディスカウント店「ドン・キホーテ」で購入したマシュマロを網の上に焼いては、ひたすら口の中に詰め込んだ。「甘い物、大好きなんですよ。あの時は肉より食べたくて」と少し照れくさそうに笑う。

大の甘党だが、体作りのためにも糖質の取り過ぎは控えたい。今、コンビニに寄ると、スイーツに手を伸ばしたくなる欲を抑えながら、よく買うのが「いちご味の飲むヨーグルト」。ほどよい甘さに幸せをかみしめる。腸内環境も整え、疲れをためないように心がけ、18試合目でプロ入り後最速の155キロを計測。苦味でいっぱいだった高校時代の甲子園の記憶に甘~い1勝が加わった。【巨人担当=上田悠太】

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