西武のルーキー左腕武内夏暉投手(23)がチームトップの7勝目を挙げた。

7回109球5安打無失点5奪三振。規定投球回にはわずかに達していないが、防御率は1・55と安定感ある投球を続ける。「ゼロで抑える気持ちで投げました」と楽天打線に得点を与えなかった。

ピンチを背負っても、いつも通り表情1つ変えなかった。3度得点圏に走者を置いたが落ち着いていた。2回1死二塁では小深田を二ゴロとし、続く村林を一飛に抑えた。4回1死から浅村と鈴木大に連打を許したが、阿部を空振り三振、小深田を二ゴロと得点を許さず。5回2死一、二塁の場面でも無失点で切り抜けた。「調子自体はよくて、先頭打者というところは毎回抑えるように心がけているので、そこを抑えられてよかった」と冷静に振り返った。

パリ五輪に出場する同世代アスリートの姿は、武内にとってもいい刺激になっている。男子バスケットボールの河村勇輝(23)や、体操男子総合団体メンバーとして金メダルを獲得した東京五輪2冠の橋本大輝(22)は2001年生まれの同学年にあたる。「見ていると憧れちゃうというか、すごいなという印象です。やっぱり世界で戦っている姿を見ると刺激は受けます」。

ルーキーの好投でチームの連敗は5で止まった。渡辺GM兼監督代行は「うちで今、一番安定しているピッチャー。非常にいいピッチングだったと思う。安定感がありました」と評した。

季節は真夏。夏暉の名のとおり「夏は大好きです」と笑う。「この先も1勝1勝必死に戦っていきます」と目標の新人王に向かって走り続ける。

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