秋季リーグが開幕。公立の北九大が九国大に先勝し、6季ぶり9度目の優勝へ好スタートを切った。今春3冠王の4番石橋昂樹(こうき)内野手(4年=宗像)が課題の内角攻め克服で、6回に左前2点適時打を放ち勝利に貢献した。
すでに大阪ガス入りが内定済み。福岡大との優勝決定戦で敗れた春季リーグの悔しさを糧にVを奪還し、さらなる高みを目指す。台風の影響で中止順延となった8月31日の第1週第1日3試合は2日、北九州市民球場で代替開催される。
リーグ戦通算13本塁打を誇る石橋が秋季リーグで成長の証しを示した。2-2の同点に追いつき、なおも6回2死満塁で勝負強さを発揮した。「2ストライクから気持ちバットを短く持っている」との工夫から、春からの課題だった内角直球に対して「スイングスピードを上げてインコースをうまくさばけた」と左前2点適時打を放ち、一塁上でガッツポーズした。「長打を打つ中で三振を減らすのが理想です」。チーム貢献への意識も結果につながった。
春季リーグは首位打者、本塁打王、打点王で初の3冠王に輝いた。だが、福岡大との優勝決定戦では徹底した内角攻めの中、執念の1安打1打点を記録しながらV逸。悔しさをバネに「ここ一番で複数安打、複数打点できるようにやってきた」。この日の2安打2打点は課題を克服してきた成果でもあった。
公立進学校の宗像高3年時、パンチ力を兼ね備える大型遊撃手として県内で注目された。だが、文武両道の北九大へ進学。卒業後は大阪ガス入りが内定している。将来は「大阪ガスを経由してプロに行きたいです」。ビッグな夢を実現するためにも、V奪還で弾みをつける。【菊川光一】
◆石橋昂樹(いしばし・こうき)2002年(平14)8月28日、福岡・宗像市生まれ。野球は玄海小2年から軟式の玄海サンジュニアで始める。宗像中で宗像ボーイズ所属。高3夏はコロナ禍による福岡県独自大会2回戦敗退。北九大では1年秋からベンチ入りし、2年秋から遊撃レギュラー。3年春から4番。50メートル走6秒3。遠投115メートル。185センチ、88キロ。右投げ右打ち。



