阪神森下翔太外野手(24)の打球は一瞬で三遊間を突き抜けた。3回1死一、二塁の先制機。やや甘い外寄りのカットボールを見逃さずつかまえた。
「自分が走者をかえすんだという強い気持ちでした。ゾーンに来た球を積極的にいけば自信を持って振り出せると思っていました」
この試合で2年目で初のシーズン規定打席(443打席)に到達。「ファームに落ちた期間もあったけど規定に乗れたのは去年と大きく違うところ」と上を見据えた。今季62打点。3ランを放った巨人岡本和とは6差で、初のタイトルも視界に入れる。
8月から体をまっすぐに起こした構えに変更。これがハマり、実りの9月を迎えている。中大2年時。左足を上げるフォームから、今のようなすり足に変更した。長年のもやもや感と初めて向き合った。メジャーの一流打者から日本のアマまで、あらゆる打者の映像をむさぼるように見て、1つの答えを得た。
「よく打つ人は、足を上げても上げている自覚はないんじゃないかと。見た目は違うんだけど。タイミングをとると自然と足が上がったりする」。無意識にタイミングを取り、勝負に集中できるようになった。
今日6日からは神宮でヤクルト戦。「3連勝して、いい勢いのまま、また甲子園に戻ってきたい」と宣言。森下の目がまたギラギラとしてきた。【柏原誠】



