23年ドラフト1位の広島常広羽也斗投手(23)が1日、宮崎・日南市で坂倉相手にカーブなどの変化球を交えて30球を投じた。特にカーブは全体の4割を占める12球を投じた。「カーブは体をちゃんと使えないときれいな変化をしない球種なので。自分の場合は、真っすぐとの共通点が多いので、真っすぐを投げて真っすぐを良くするのが難しいときはカーブで真っすぐのヒントをもらって真っすぐに結びつけています」。15年まで広島に在籍していたタイガース前田も、キャンプ序盤のブルペンではカーブを多投する調整法だった。

常広は初投げからカーブだけでなく、スライダーやフォークなどの変化球を投じた。各球種の精度確認だけでなく、真っすぐとの相乗効果を得られる意味合いもあるという。「真っすぐの調子を上げるのは真っすぐだけじゃない。いろんな投げ方、いろんな球種を投げながら、結果的に真っすぐが良くなると僕は思っている」。今後も独自の調整法で投球感覚を突き詰めていく。

1年目の昨春キャンプは、コンディション不良の影響もあり別メニュー調整が続いた。だが、今年はオフの自主トレから順調で、キャンプ初日の好発進につながった。「今のところ順調に来ているな、と。まずはローテーションに入れるように。沖縄での紅白戦やオープン戦でしっかり投げてアピールしたいです」。2年目の春を充実した時間とし、開幕ローテ入りを目指す。【前原淳】