阪神佐藤輝明内野手(26)が17打席ぶりのヒットを一時同点の適時二塁打で決めた。1点を追う4回に右中間を破った。3月28日の開幕広島戦の初打席で2ランを放って以降音なしだったが、6回にも右前打に運び、今季初のマルチ安打でお目覚めだ。投手陣が打ち込まれたが3番佐藤輝、4番森下、5番大山の中軸「森大佐」が今季初めて打点そろい踏み。試合は延長12回6-6のドローに終わったが、満員札止めの京セラドーム大阪を盛り上げた。

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試合は延長12回の激闘の末、6-6の引き分けに終わった。就任最長の4時間28分を戦った阪神藤川監督は「毎日、デー、バイ、デーなので、また明日です」と少ない言葉に悔しさを込めた。ホーム初勝利はまたもお預けになったが、6点取った打線が明るい材料だ。

何より心強いのは佐藤輝のお目覚めだろう。1点を追う4回1死一塁。DeNA先発大貫相手にファウルで粘り、カウント1-2からの5球目139キロスプリットを右中間へ運んだ。打球は飛びついた右翼三森のグラブをかすめ、右中間を破る同点二塁打。3月28日の敵地開幕広島戦の初回の第1打席で2ランを放って以来、4試合17打席ぶりの快音に、二塁ベース上で両手を4度たたいて感情を爆発させた。「早めに追いつきたい場面で何とか食らいつこうと打席に立ちました」。4番森下が勝ち越し打で続き、ホームを踏むとナインからも祝福された。

DeNA先発大貫は昨季まで通算22打数2安打の天敵。チームはその後再逆転されたが、1点を追う6回1死でも大貫をとらえた。初球123キロカーブを右前へ。この日2度目の森下との連打で大貫を降板させ、大山の一時同点二塁打へつなげた。今季初のマルチ安打に「2本出たので、いいイメージを持って明日、何とか勝ちたいと思います」と表情を引き締めた。

試合前練習では和田1、2軍打撃コーディネーター、小谷野打撃コーチらとも話し込んだ。直後のフリー打撃では外野席へ広角に柵越えを連発。「いろいろコミュニケーション取りながら、いい方向に持っていけていると思います」。復調への手応えをつかんで臨んだナイトゲームだった。

投手陣が打ち込まれたが藤川監督が組んだ3番佐藤輝、4番森下、5番大山の中軸「森大佐」が今季初めて打点そろい踏み。満員札止めの京セラドーム大阪を盛り上げた。佐藤輝もトンネルを抜ければ心配はいらない。3日はスカッとホーム初勝利をつかみ、貯金生活に戻りたい。【伊東大介】

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