阪神才木浩人投手(27)が通算8度目、今季初の完封で復活を示した。

雨中の巨人戦に先発し、7回4安打無失点、11奪三振。7回降雨コールドのため1人で投げ切り、4月7日のヤクルト戦(甲子園)以来1カ月ぶりの3勝目を手にした。

「本当だったら(登録)抹消されてもおかしくなかった。『もう1回やり直してこい』って言われてもおかしくない内容だったし、結果だった」

直近2登板はともに6失点の大乱調。背水の覚悟を持って、52球で降板した4月28日のヤクルト戦(神宮)から中4日登板した。出塁を許しても、慌てない。「結局はもうやるしかない。現実でいい結果を出すにはもう現実と向き合うしかない」。安藤投手コーチとも密なコミュニケーションを取り、技術面と精神面で修正を図った。今季初めてバッテリーを組んだ梅野にも導かれ「継続してやっていけるようにしっかり準備していきたい」と引き締めた。

才木は対巨人戦8連勝。14勝4敗の貯金10とし、「Gキラー」ぶりを発揮した。チームは3カード連続勝ち越しで首位固め。過酷な9連戦は4勝2敗の貯金2で、最後の敵地中日3連戦に向かう。【只松憲】