ヤクルトのドラフト1位ルーキー松下歩叶内野手(23)がプロ初打席で初安打を放った。29日にプロ初昇格し「6番三塁」でいきなり初スタメン。第1打席で初球の139キロ直球を捉えて左翼線への二塁打とした。
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ヤクルト松下は“模範的な部員”だった。桐蔭学園(神奈川)時代、全寮制ではないが寮に入って生活。チームとして決められた時間以外にも、目の前にあるグラウンドに出て汗を流していた。朝は午前5時前後には始めて1時間ほど練習し、夜は夕食後の午後8~9時ごろから消灯する11時まで。3年間指導していた片桐健一元監督(52)は「なぜ寮に住んでいるのかをしっかり理解した上でとにかく朝も夜もよく練習していた」と振り返った。
やみくもにやっていたわけではない。自分のペースを守ってぶれずに練習していた。指導者ら周りの人たちと積極的にコミュニケーションをとり、試合と練習での感覚や他の人の考えを融合させ、イメージをつくって自主練ですることを自ら考案。「打てないからバット振るわ」と言うのではなく、「今こうだからこうで」と言語化できる高校生だった。
とにかく野球に真摯に取り組んできた。恩師は「あの素材がきてこの生活をするとドラフト1位になるんだよ、というのは立証できている。うちにくる選手はこういう生徒、こういう生活をしてほしいという模範。目標になる」と太鼓判。今後も鍛錬を積んでいく。【塚本光】



