甲子園に背番号3のアーチが帰ってきた。「日本生命セ・パ交流戦」の最終楽天戦(甲子園)。阪神は大山悠輔内野手(31)の先制2ランから10得点で快勝し、交流戦を締めくくった。連敗を2で止め、ヤクルトと並ぶ2位に再浮上。19日に敵地DeNA戦から再開するリーグ戦に弾みをつけた。
0-0の2回。先頭の佐藤輝明内野手(27)が中前打で出塁。大山は楽天前田健の2球目カーブを振り抜いた。逆風をものともしない鮮やかな放物線で左翼スタンドへ。主砲の甲子園での今季1号先制2ランに虎党の大歓声が響いた。
「とにかく先制点を取りたかったので入ってくれと思って走っていました」。
甲子園今季29試合目で、森下翔太外野手(25)、佐藤以外が本塁打を放ったのは初めて。お立ち台で胸の内を明かした。
「交流戦、こういう風になってしまってすごく責任を感じていた。今日勝利に貢献できてよかった」
交流戦6勝12敗で9位。自身も交流戦打率は1割9分と苦しんだ。「自分がすべての流れを止めている責任もあった。勝利に結びついてくれて、すごくよかった」。6回には無死満塁から12球団トップの5個目の犠飛。日頃から「チームが勝つことが一番」と語る主砲らしく、着実に追加点をもたらせた。
負ければ球団史上初の交流戦最下位で終わる可能性もあった一戦。主砲の1発から打線に火がつき、12安打10得点で快勝した。「一丸となって、まず目の前の試合勝っていくことだと思うので、また1から頑張りたい」。19日のDeNA戦で始まるリーグ戦でも打線を引っ張る。【村松万里子】



