吉井新監督が楽天で初采配を振るった。就任会見からわずか2日、相手は昨季まで3年率いていた古巣ロッテ。慣れ親しんだピンストライプではなく、レッドを基調としたビジターユニホーム姿で三塁ベンチから戦況を見つめた。

選手、コーチ陣らと顔を合わせたのはこの日が初めてだった。試合前の宿舎では「ほんと普通のあいさつです。『吉井です、よろしくお願いします』と。それぐらいです」。その上で「知ってる選手も何人かはいるんですけど、ほとんど『初めまして』だったと思うんでね。これからコミュニケーションを取っていきたい」。試合前練習では岸、前田健、辰己、塩川ヘッドコーチらと次々に言葉をかわす場面もあった。

早くも「吉井カラー」を打ち出した。今季、遊撃で全試合スタメン出場していた村林がベンチスタート。同ポジションには高卒3年目のワォーターズを抜てきした。さらに捕手は荘司と全11試合でバッテリーを組んできた太田ではなく、堀内を起用した。「今日の打順はコーチ陣と会う機会がなかったんで、自分が勝手に決めちゃいました(笑い)」と、ちゃめっ気たっぷりに種明かしをしていた。

吉井新監督体制で初得点を奪ったのは4番マッカスカーだった。1回2死一塁、ジャクソンのチェンジアップを捉えて弾丸ライナーで左翼席に運ぶ先制の4号2ラン。吉井新監督は着弾を見届けると拍手を送り、ダイヤモンドを1周した主砲とハイタッチをかわした。

試合前のスタメン紹介やメンバー表交換では、ロッテファンから温かい拍手が送られた。指揮官としての第2章が、かつての本拠地・幕張から開幕した

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