「4番打者」としての風格も漂い始めた。ソフトバンク栗原陵矢内野手(29)が両リーグ最速となる20号を放って日本ハムに連勝した。
1点リードの4回だった。先頭で打席に入った栗原はカウント3-2からの9球目。日本ハム3番手金村の148キロの直球を見事に右翼スタンドに運び去った。第1打席で三邪飛に倒れた。「体を強く振ろうとして振りすぎていた」。重めのバットに持ち替え、しっかりコンタクトすることを意識。自らの打撃をしっかり見つめ直し快音を響かせた。12球団最速の20号到達はホークスでは05年の松中以来、21年ぶり。南海時代には野村、門田が記録し4人目の達成となった。
4番の1発に打線も呼応する。その後に3連打など3点を追加。さらに5、7回とそれぞれ2点を加えて2戦連続の2ケタ安打で圧勝した。
自己最多は21本。キャリアハイ更新は確実だが、小久保裕紀監督(54)は「新4番」の背中をグイッと押す。「そんな低い数字じゃなく、どんどん上を目指してほしい。それにしてもこの時期に20本はすごいね」。北の大地で新庄ハムに連勝。ホークスの福岡移転後、通算2700勝の節目の白星で、チームはさらに勢いに乗る。
▼栗原が両リーグ20号一番乗り。栗原の20本塁打以上は21年21本、24年20本に次いで3度目となり、チーム66試合目の20号到達は21年の142試合目を大幅に更新する自身最速。ソフトバンク選手の両リーグ20号一番乗りは57、61、62年野村、88年門田、05年松中に次いで21年ぶり4人、6度目。過去5度は全員本塁打王を獲得しているが、栗原はどうか。



