広島が上位浮上へ向け、助っ人の配置転換を決断した。開幕ローテ入りしながら、ここまで未勝利の来日1年目、フレディ・ターノック投手(27)を中継ぎとしてブルペン待機させることを決めた。今週から2週続けて、週5試合という日程も追い風となった。菊地原コーチは「(26日)阪神戦ぐらいから中(継ぎ)に入っていく予定にしている。(先発登板時の)立ち上がりの球の強さはすごく魅力がある」と明かした。
助っ人右腕は19日ヤクルト戦に先発したが、4回に5失点して4敗目を喫した。味方の拙い守備に足を引っ張られた側面もあったが、右背中付近の張りから復帰した直近2試合は2巡目に失点を重ねる登板が続いた。登板翌日の20日に本人に通達し、米大リーグでも経験があることから快諾されたという。
中継ぎ強化の狙いもある。今季広島はチーム3完投。球界全体でも完投数が減っており、中継ぎの負担は増している。菊地原投手コーチは「暑くなってきてリリーフの数もいる。そういうところも踏まえて。最初(ターノックの起用法)は1イニング限定ではないかもしれない」と説明した。遠藤や高、辻が台頭したブルペン陣に新たなタイプを加えることで、起用の幅も広がる。
7月2週目から再び6連戦の日程となる。ただ、先発候補には実績のある大瀬良や、16日の日本ハム戦で5回1失点と好投した斉藤優も2軍で控える。右内転筋の肉離れで離脱していた栗林もすでにシート打撃に登板しており、実戦復帰は間近だ。得点力不足という課題はあるものの、投手を中心とした守備力を高め、上位浮上の足場を固めていく。【前原淳】



