阪神高橋遥人投手(30)が偉業に挑む。2試合連続の中止にともない、先発ローテも改編。28日の広島戦(マツダスタジアム)に先発する可能性が高まった。6月は3勝無敗、防御率1・64で、月間MVPの有力候補。3カ月連続の受賞となれば、セ・リーグの投手としては史上初だ。

「月間MVPはあまり意識していないけど、頭の片隅にあるかないかっていうと、あると思う。でも、投げる時は全く意識がないので、しっかり試合作れるように、ですかね」。9年目で初の2桁勝利も懸かる節目の一番。気負うことなくマウンドに立つ。

偉業達成の条件は次戦の好投がマスト。直接マッチアップする可能性が高い広島岡本がライバルになる。6月は3勝無敗、防御率1・35と数字では高橋の上を行く。4勝の可能性があるのは実質2人だけ。仮に2人とも好投できなければ、2勝無敗のウィットリー、戸郷の巨人勢にも逆転の目が出てくる。

登板日がめまぐるしく変わる複雑な状況だが、虎の先発陣は粛々と調整を続けている。高橋も同じで「雨が多いんですけど、しっかり、どんなときでも試合を作れるようにと思っている。普通に日は進んでいくので。どんな時、どんな場所でも、いい人はいいと思うので関係ないかなと思います」。無敵の左腕はデンと構えている。【柏原誠】

◆連続月間MVP 最長は13年田中(楽天)の5カ月連続。このシーズンは3、4月に牧田(西武)が選ばれるも、5月以降は田中が独占。最終的に24勝0敗と前人未到の大記録を残した。これまで3カ月以上続けて月間MVPを受賞した選手は22年村上(ヤクルト)まで5人で、セ・リーグ投手はおらず。シーズン最初の3、4月から3カ月連続はまだ出ていない。