ベルーナドームが総立ちになった。西武が今季4度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。同点9回先頭で、アレクサンダー・カナリオ外野手(26)が左翼へ7号ソロをたたき込んだ。
「サヨナラホームランは生涯初めて。いい球を待って、バットの芯で強くスイングすることだけを考えていた」。来日1年目、もちろんプロ初のサヨナラ弾。1試合4安打も来日初だ。チームは連敗していたが、カナリオは好調をキープしていた。この日で8試合連続安打。7回裏の同点劇も2死走者なしからカナリオが右前打で出て、お膳立てしたものだった。西口文也監督(53)からも「起点となってくれたというか、本当にいい働きをしてくれました」とほめられた。
真面目なドミニカン。立花打撃コーチの指導を熱心に受け、先輩タイラー・ネビン内野手(29)の助言に耳を傾ける。この日の試合前もネビンと打撃について話し合う場面が見られた。「立花コーチには感謝をしているし、ネビンはいつもアドバイスをくれる。僕のメンター」。感謝の気持ちを忘れないことが結果にも結びついている。
エース高橋光成投手(29)が2本のソロを浴びて敗色濃厚だった試合を終盤にひっくり返した。長谷川信哉外野手(24)は7回の打席で2度も自打球を左足に当てながら粘って四球を選び、ネビンの同点打につなげた。チーム全員で勝ち取った勝利だった。



