オリックスが西川龍馬外野手(31)のプロ入り初のグランドスラムで劇的な逆転勝利を挙げ、連敗を「3」で止めた。
1点を追う7回1死満塁。11年目の経験から、はじき出した結論は、好球必打だった。「押し出しでも、次は(4番の中川)圭太だったんで、いいかなと。もう多分、真っすぐやろうって」とニヤリ。カウント3-1と制球に苦しむ楽天3番手・中込が投じた5球目、142キロ直球を強振を振り抜いた。バットを放り投げる完璧な1撃は、右翼中段に一直線。大歓声が球場を包み込んだ。
投手、野手に故障者が続出する中で、ただ1人、全試合出場を続ける。「あんまり疲れとかはないんですけど。しっかり出ないといけない立場というのはあるんで。けが人は多いですけど、みんなでカバーできればと思ってます」。広島時代も含めシーズン全試合出場は未経験だが、32歳を迎えるシーズンで、キャリアハイを突き進む。
今季初めて山中稜真捕手(25)を1番一塁で起用し、2番・太田椋内野手(25)の2人の粘りが7回満塁への好機を演出した。采配が決まった岸田護監督(45)は一息をついた。「今日は、みんながみんな執念で勝ってくれた」。次週から続く上位チームとのカードへ大きな弾みになった。



