新助っ人は大谷K斬り左腕だ。阪神は29日、リリーフとしてアンダーソン・セベリーノ投手(31=メッツ傘下)と契約を結んだことを発表した。単年契約で推定年俸は35万ドル(約5600万円)、背番号は97。球団初のリーグ連覇への救世主的役割を期待される。

160キロに迫る剛球が武器で、多彩な変化球も操る。竹内孝行球団本部副本部長は、「(藤川監督と)話をしていく上で(リリーフは)左ピッチャーの方がちょっと不安を抱えているかな? というところがあり、そちらを優先させていただきました」と明かした。

リーグ優勝した昨季の救援防御率はリーグ1位の1・96を誇ったが、今年は同6位の3・62と苦しむ。特に左腕は昨季両リーグ最多66試合に投げ、防御率0・87とフル回転した及川が防御率5・17と波に乗りきれず。桐敷も2軍で再び調整中で、現在の1軍メンバーは、岩崎と及川の2人のみだ。竹内副本部長は「1イニングを抑えてくれるとか、勝ちパターンに入ってくれたら」と期待は大きい。

メジャーでは通算6試合ながら、22年のデビューイヤーにはエンゼルス時代の大谷翔平と対戦し、見逃し三振を奪ったこともある。奪三振率11・00を誇るドクターKが、日本でも威力を発揮しそうだ。

新助っ人は球団を通じ「素晴らしいファンの皆さんの前でプレーし、素晴らしい日本の文化にも触れ、昨年に続く優勝を勝ち取るために、全力でプレーします」と意気込んだ。来日予定は7月上旬。2軍調整を経て、早ければ7月下旬の球宴前に1軍メンバーに名を連ねる。【磯綾乃】

◆アンダーソン・セベリーノ 1994年9月17日、ドミニカ共和国生まれ。13年6月、ヤンキースでプロ入り。20年オフにFAとなり、ホワイトソックスとマイナー契約。22年4月にメジャー昇格を果たし、同14日のマリナーズ戦でデビュー。24、25年はメキシカンリーグでプレー。25年オフにメッツとマイナー契約を結んだ。今季は3Aで18試合登板し2勝0敗、20奪三振、防御率1・31。178センチ、86キロ。左投げ左打ち。

今季(29日現在)の阪神1軍登録リリーフメンバー

【左投手】岩崎、及川

【右投手】今朝丸、工藤、木下、石黒、津田、ドリス

昨季優勝時(9月7日)の阪神リリーフメンバー

【左投手】岩崎、岩貞、及川、桐敷、島本

【右投手】畠、湯浅、石井、ハートウィグ、ドリス

※1軍同行もドリスは同日ベンチ外、島本は未登録

○…セベリーノの加入により、阪神の支配下選手は68人となった。登録枠の70人まで残り2枠。竹内副本部長は「もちろん、あと1カ月期間はありますので、可能性を探りながら。また何かありましたら報告させていただきます」とさらなる補強の可能性を否定しなかった。育成選手の支配下登録も含めて、補強期限の7月31日まで最善を尽くす。