野球の魅力、怖さが詰まった試合だった。ルーキーの巨人竹丸和幸投手(24)がいきなり大量ビハインドを背負った。2回1死満塁からDeNA宮下にプロ入り後初めての満塁弾を許すと、3回にも牧にソロを浴びるなど一挙4失点。プロ入り後最短の3回でマウンドを降り、9安打8失点はいずれもワーストだった。
打線も拙攻続きでチャンスが広げられない。3回から3イニング連続併殺と波に乗れなかったが、6回にビッグイニングが待っていた。先頭の石塚から佐々木、代打丸、浦田、松本、泉口の驚異的な6連打でDeNA篠木を引きずり下ろした。さらに手は緩めない。2死満塁から再び石塚、佐々木が連続適時打でこの回一挙7得点で1点差まで詰め寄った。
さらに8回には1死満塁のチャンスを作るも、佐々木、代打坂本が空振り三振に倒れた。8点差からの逆転勝ちとなれば、91年6月21日大洋(DeNA)戦に並んで球団記録だったが、わずかに及ばず。橋上秀樹監督代行(60)は「欲を言えばあそこまで行ったからには…というのはありましたけども、一方的に負けることなく、反攻できたことは、ある程度評価できる」と悔しさをかみしめながらも前を向いた。



