プロ5年目の巨人岡田悠希外野手(26)がどでかい仕事をやってのけた。同点に追いついた6回2死一、三塁で打席へ。ヤクルト阪口の外角150キロ直球を捉えて中前へのクリーンヒット。今季初昇格即「8番右翼」でのスタメンで3打席目に期待に応える勝負強い一打を決め「よっしゃー!」と力強く喜んだ。2死一、二塁から続く代打丸も右中間への2点適時二塁打で続き、リードを拡大した。

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気にかけてくれる存在がうれしかった。巨人岡田はプロ5年目をファームで過ごしていた。梅雨が過ぎ、真夏になっても1軍から呼ばれない。焦る気持ちを抑え込んで1人打撃練習に打ち込んでいる時だった。「一緒にやっていいか」。声をかけてくれたのが、金城龍彦2軍オフェンスコーチだった。

「僕がコーチだったら、もう5年目の大卒。ちょっと…もうええかなってなるんですけど」。今季26歳。ファームでも目立った成績は残せず、諦められてもおかしくないと感じていた。そんな岡田を金城コーチは間近で見続けてくれた。「『めっちゃいいやん! 』って。褒められたらうれしいっていう、少年時代の心と同じ感覚になれた」。前向きな言葉に支えられ、モチベーションを維持することができた。

振り込みを重ね、ようやくチャンスが訪れた。チーム101試合目で待ちわびた今季初出場。昨年9月以来、330日ぶりとなる東京ドームの大歓声にも平常心でバットを握り、値千金の一打を放った。「まだ打てるかもしれないと思えた。金城コーチに感謝したい。続けられるように頑張ります」。残り42試合、1軍で躍動する姿が恩返しとなる。【北村健龍】

◆岡田悠希(おかだ・ゆうき)2000年(平12)1月19日、愛知県生まれ。幼少時に東広島市に引っ越し、小学1年から野球を始める。龍谷大平安では2年春に甲子園出場。高校通算34本塁打。法大を経て21年ドラフト5位で巨人入り。22年5月8日ヤクルト戦でプロ初出場。23年8月30日広島戦で初本塁打を放った。184センチ、86キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸850万円。

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