ソフトバンク正木智也外野手(26)がプロ5年目で初の1試合2本塁打を放って6連勝に導いた。西武が敗れて優勝マジックは3日連続2減で5まできた。最短Vは17日で、歓喜へのカウントダウンが急速進行だ。

1点を追う3回、まずは左中間へ同点の適時二塁打。そして4回、左翼席へ26号2ラン。初対戦の左腕ルケーシーを攻略した。「トラジェクトアーク(バーチャルで相手投手を再現できる打撃マシン)を打って、軌道とかしっかり見ながら。真っすぐが強いので振り負けないようにしていました」と予習バッチリだった。

2発目はもっと強烈だった。1点差に迫られて迎えた6回。八木をとらえた打球は角度18度のライナーだったが、そのまま左中間のホームランテラスへ突き刺さった。「角度的に本塁打になると思わなかった。弾丸ライナーの方が気持ちいいですね」。ベンチのナインもあぜんとする27号ソロで、流れを引き戻した。

その直後には、尊敬する先輩の2番近藤健介外野手(33)が28号ソロを放った。残り14試合で37本の栗原陵矢内野手(30)との30発トリオの可能性も十分。達成すれば15年の松田(35本)、柳田(34本)、李大浩(31本)以来11年ぶり。日本選手に限れば01年小久保(44本)、松中(36本)、城島(31本)、井口(30本)以来25年ぶりの快挙になる。33覇に突き進むチームに、また一つ楽しみな話題が増えた。【石橋隆雄】

▼ソフトバンク正木が26、27号。1試合2本塁打はプロ入り初めてだ。正木は6番で1本打っており、1番では26本。打順1番で26本以上は14年山田(ヤクルト)28本以来、12年ぶり。パ・リーグで打順1番の本塁打が多い選手を出すと、(1)02年松井稼(西武)36本(2)03年松井稼(西武)31本(3)84年大石大(近鉄)29本(4)80年タイロン(西武)27本(5)85年石毛(西武)26年正木26本。正木が石毛に並び5位に進出し、パ・リーグでは松井稼しかやっていない1番で30本の記録に挑戦する。

【動画】ソフトバンク正木智也27号 近藤健介28号

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