天理大(阪神大学)が関学大(関西学生)に完封勝利し、24年以来2年ぶり4度目の明治神宮大会出場へ王手をかけた。
阪神ドラフト5位の的場吏玖投手(4年=大阪電通大高)が中1日で先発し、9回3安打9奪三振無四球無失点の完封勝利。「1戦目調子悪くて今日こういうピッチングできたのでうれしく思います」と前回登板からしっかり修正した姿を披露した。
初回から変化球で2つの空振り三振を奪うと、3回まで打者9人の完全投球。4回こそ2死から連打を浴びるも、落ち着いて後続を打ち取り切り抜けた。5回も2者連続奪三振など安定した投球を続け、結局許した安打は4回の単打2本と9回の3安打のみ。自身の持ち味である「変化球で打ち取るスタイル」を存分に発揮した。「カット、フォークが良かったので、それを組み立てて投げた。真っすぐも自分なりに走っていたので、そこは相手に絞らせないというのができたのでこういう結果になったのかな」。試合中は雨が降り続きグラウンドコンディションが悪い中だったが、その影響を全く感じさせない投球だった。
10月31日、ドラフト会議後初となる登板で第1代表決定戦1回戦の神戸医療未来大戦に先発したが、力みもあり3回7安打4失点KO。変化球の精度が悪く「体の開きが早くて曲がりが早かったので、そこをしっかり修正してやっていきたい」と話していたが、この試合は「狙って投げることができていた」と見事に有言実行してみせた。ドラフト後、前回登板を経てこの試合で本来の投球を披露できたことに「とても楽になりました」と安堵(あんど)した。
次は3日、第1代表決勝である大商大(関西6大学)-神戸未来医療大(近畿学生)の敗者と、第2代表をかけて決勝戦に臨む。「2年生の秋、準決勝でサヨナラ負けしたので、その悔しさがあるので、今回神宮に出て優勝したいです」。リベンジを果たして日本一を手土産にプロ入りすべく、まだまだ大エースとして腕を振る。



