ソフトバンクが、かつての同僚をつぶす。ロッテに入団し、今季から日本球界復帰する井口資仁内野手(34)を「要注意人物」に挙げている。ダイエー時代、3度のリーグ優勝を井口とともに選手として味わった田之上慶三郎投手コーチ(37)が「井口警報」を鳴らした。「やっぱり怖い存在。外角にも対応できて、内角もさばける。力があるからやっかいだよ」。井口はホークス在籍8年間で149本塁打をマーク。広角打法に加え勝負強さも持ち合わせており、最下位からの巻き返しを期すチームにとって、強力なライバルの1人だ。
あの彫りの深い表情を笑顔にさせるわけにはいかないとあって、対策にはすでに乗り出している。チームは今月上旬、スコアラーをロッテ石垣島キャンプに派遣。川根チーフスコアラーは「井口が打つと西岡とか周囲の選手を乗せてしまう。井口を抑えることが大事。スコアラーから報告?
第一報はもう入ってきてますよ」とニヤリ。詳細こそ伏せたものの、含みを持たせた笑みは、着々と分析が進んでいることを物語っている。
3月にはロッテとのオープン戦が4試合組まれている。丸裸にする絶好の機会とあって、田之上コーチの鼻息も荒い。「どれほどコンパクトな打撃ができるかを見たい。ボール球で勝負したい選手。外角低めのボール球にどれだけ手を出してくるか、だよ」。以前は一緒に喜び、悔しさを味わった男に、きつ~い洗礼をお見舞いしてみせる。【松井周治】
[2009年2月14日10時27分
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