<オープン戦:ソフトバンク1-0広島>◇28日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクの「元気印」が帰ってきた!
WBC連覇に貢献した川崎宗則内野手(27)がオープン戦初出場を果たした。2番ショートでスタメンに名を連ね、いきなり3打数2安打1盗塁の活躍。世界一に輝いた勢いをさっそくチームへもたらした。
新装された人工芝の上を暴れ回った。3回の第2打席で一、二塁間を破って出塁すると、すかさず二盗を敢行。間一髪でアウトになったが、めげない。5回に再び中前打で塁に出ると、またも盗塁にトライ。右足で滑り込んで二塁を陥れた。「絶好調ですから」。米国帰りのムネリンスマイルも輝きを増していた。
「(WBC期間中は)ホークスのことは一切聞いてなかった。米国だと日本の情報も入らないし」
日の丸を背負っていた間は、すべてをWBC連覇のためにささげていた。それでも、再び日本の地を踏んだ瞬間からもう、ホークスの一員だ。25日に帰国すると「早くチームに合流したい」と日本代表の会見を欠席して、深夜1時すぎ北九州着の航空機で成田から強行移動。WBC組3人のうち一番乗りで福岡へ戻った。「僕は今を生きる男。過去はもういい思い出。今度はホークスを日本一へ引っ張っていきたい」。余韻に浸る時間さえ惜しかった。
06年WBCと08年北京五輪では故障を抱えて戻ってきたが、今回は「痛いところもかゆいところもない」と胸を張る。秋山監督も「ムネは元気、元気。元気印だよ」と目を細めた。頼もしき背番号52が、絶好調のチームをさらに加速させる。【太田尚樹】
[2009年3月29日11時54分
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