クライマックスシリーズ(CS)進出を目指す広島の3位浮上が見えてきた。12日の巨人戦(マツダ)は雨天中止になったが、ライバルのヤクルト、阪神がともに敗れ、3位圏内に1ゲーム差に迫った。13日の巨人戦には前田健太投手(21)が、今季初の中4日先発の「特攻ローテ」で臨む予定。ヤクルト、阪神がともに敗れ、広島が勝てば3位タイに浮上する、大事な戦いになる。
赤ヘル軍団を上位進出に導くのは、エースナンバーだ。大混戦のCS争いで、前田健がキーマンになる。13日の巨人戦には、中4日で登板予定。この日は雨が降るなか、短いダッシュを繰り返し、体のキレを作った。負ければ激戦から後退する日々が続く。責任を背負う前田健も言う。
「先発なので、勝敗を握っている。自分が投げるときは試合を作って、チームが勝てるように。勝ち星も少ないですし(短い登板間隔で)行けと言われれば、これからは少々無理しても投げないと」
前回登板の8日ヤクルト戦(神宮)では勝敗はつかなかったが、109球を投げた。安定した状態を保っており、2連勝中の勢いを見せたいところだ。昨季は1度だけ中4日で先発をこなして白星を挙げた実績もある。この日、3位ヤクルトが中日に敗れ、4位阪神は横浜に敗れた。労せずして3位に1ゲーム差、4位に0・5差に接近。13日に広島が勝ち、ヤクルトが負ければ両者は勝率もピタリと並び3位に浮上する。
残り22試合。ルイス、大竹、斉藤を含めた2ケタ勝利を狙う先発カルテットがチームの命運を握る。ブラウン監督も「この時期に来たので、とにかく先発がチームに勝ちをもたらす状況を作れるかが、一番のキーポイント。1試合1試合先発がしっかり試合を作って、いい状態で攻撃に入れれば、いいゲーム運びができる」と話す。
週明けの15日から、試練の9連戦が待ち構える。中日と戦ったあと、18日以降に阪神、ヤクルトと6試合組まれており、シーズンを占う大勝負になる。松田オーナーも「(9連戦で)どれくらい強い戦いができるか。巨人と中日の強いチームには、5分の戦いをしないといけない。明日(13日)は勝たないといけない。(その上で)阪神やヤクルトがキーになる」と話す。3位は射程圏内だ。サバイバルを勝ち抜くためにも、先発陣がナインを力強く引っ張る。【酒井俊作】
[2009年9月13日12時15分
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