<楽天0-3オリックス>◇22日◇Kスタ宮城

 楽天野村克也監督(74)が、得意のオリックス相手の完敗にボヤキまくった。打線は高木の前に6回まで2安打無得点。終盤こそ粘ったが10残塁が響き、6安打の完封負けを喫した。会見場に姿を見せると「完敗です。何もなし」と切り出したが、敗因を聞かれるとボヤキがスタート。Aクラス入りを目指すチームの課題を語り続けた。

 心のすきが手痛い敗戦につながった。今季のオリックスとの対戦成績は前日まで16勝3敗1分けで5連勝中だった。さらに先発高木は今季未勝利。チームの勢いも考えれば、勝利の公算は大きかった。それでも「今日は嫌な予感がしたんだよ。うちの打者は左投手が打てないから」と、心情を明かした。結果は制球に苦しむ高木をつかまえ損ね、5回1死まで無安打無得点。予感は的中した。「くみしやすいというところにすきができる。相手が一流なら謙虚に行けるんだろうけど。いつでも行けると思ったら、あ~あと抑えられた。逆に相手が丁寧に来ていた」と、打者陣の心理状態を説明した。

 今季12度目の完封負けで、連勝も4でストップ。4位西武が勝ち、11まで減らしたCS進出マジックも再び消滅した。チームにとっては初体験となるシーズン終盤の順位争いに「覚悟の上ですよ。追いつかれ追い越されて、どれだけ力を出せるかいい機会じゃない。実力、根性ともにね」。残りはわずかに15試合。勝負どころで慢心せず、強い心を持つ者だけが、歓喜の瞬間を迎えられる。【小松正明】

 [2009年9月23日9時33分

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